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| 仮面のメイドガイ |
5巻(続) |
赤衣丸歩郎 |
角川書店 |
| オハヨウからオヤスミまでキッチリご奉仕してやるから覚悟するがいい |
| <あらすじ> |
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さる大富豪の孫娘である富士原なえかは財産継承者であり、命を狙われている家事能力ゼロの剣道少女である。
そんな彼女を守るため助っ人メイドが現れた。そのメイドの名はメイドガイ・コガラシ。
今日もメイドガイテイマーのフブキとともに、メイド服に身を包んだ筋骨隆々のマッチョ男・コガラシの無用に暑苦しい御奉仕が始まる。
2007年12月現在も連載中。
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| <紹介> |
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メイドガイ・コガラシのご奉仕によって巻き起こるドタバタを描いたキャグ漫画。
最初はメイドブームに便乗した悪い冗談だと思って見過ごしていたんだけど、こういったご町内の怪人系ギャグが好きな自分としてはついに手を出してしまい、一気に読み終えた。
メイドガイはただマッチョな男がメイドさんの格好をしているだけではない。メイド能力的には漫画界十指に入る程、優秀かつ獰猛なのだ。スーパーメイド大戦があればまず間違いなくスーパー系の主力となるだろう。(なんだそれは)
そんなメイドガイが、尊大な口調だが主人のために御奉仕する姿は無駄にパワフルで、目的のために手段を選ばぬ行動力は次に何をしでかすのか予想がつかない面白さがある。
ただしこれは読む人を選ぶ。特にメイドさん好きには。
ラジオドラマ化もされたようで、コガラシの声は玄田哲章(バットマンの中の人)だとか。脳内変換して読むとなお楽しめるかと。
ドジっ子メイドもいて、ちゃんとメイド好きに対する配慮もされてるから大丈夫だ。ククク、安心して読むがいい、ご主人!!
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| 仮面ライダーSPIRITS |
13巻(続) |
村枝賢一 (原作:石ノ森章太郎) |
講談社 |
| 時代が望む時、仮面ライダーは必ず甦る。 |
| <あらすじ> |
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日本での任務を終えてアメリカに戻ったFBI捜査官・滝和也。ニューヨークのハーレムで犠牲者が体液を失う奇妙な殺人事件と謎の失踪事件が発生していたが、いずれの捜査からも彼は外されていた。
そんなとき、彼の知り合いの少年が襲われた。駆けつけた現場で見たものは怪人化しかけた友の姿だった。そこで最近現れた神父が原因と告げられた彼は、アジトである教会に乗り込んでいった。少年達の信じる"仮面ライダー"として。
2007年12月現在も連載中。
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| <紹介> |
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仮面ライダーのTVシリーズ、スーパー1からZXまでの空白期間とZXが仮面ライダーになってからの戦いを描いた作品。
仮面ライダー、というだけでいまさら仮面ライダーかよ、とか、いっぱいいてよくわからない、とかいきなりハードルが高くなるのだが、原作者の亡くなった作品を引き継いで、リメイクではなく新たに話を展開していく試みの一環として考えて欲しい。
これについては商業的に成功した作品の寿命を無理矢理延ばすものだ、という非難もあれば、話のミッシング・リンクを埋める補完だという意見もあるが、個人的には「あーあ、やっちゃったよ。勇気あるなー」という感じだ。
名作の後を継いだ漫画家にかかるプレッシャーは相当なものだろう。こだわりのあるマニアに突き上げられ、自分が好きな作品であればなおの事、自分の思い入れとバランスを取らなければならない。一つ加減を間違えれば黒歴史に名を刻むことになる。
そんな中でこの作品は成功しつつあると思う。原作版やTVの昭和版仮面ライダーを知らない世代が読んでも、話でしか知らない伝説のヒーローをわかるように描いているし、同時にマニアックな情報を元にした展開もあって、旧いファンに対する配慮も忘れていない。
漫画化にあたり、TVでの「お約束」はほぼ守られているとみていい。一つ大きな違いがあるとすれば、TVと違って戦う時に仮面ライダー達がボロボロになる事だ。絵的に違和感を感じるかもしれないが、TVで表現できなかった場面を漫画的に表した結果だと考えよう。
このままきちんと完結させてくれれば、いつか誰かがサイボーグ009天使編とか火の鳥地上編〜現代編を描ける前例になるんじゃないかと期待しているので、頑張って欲しい。
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| ガンスリンガー・ガール |
9巻(続) |
相田裕 |
メディアワークス |
| 少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。 |
| <あらすじ> |
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イタリアにある公益法人社会福祉は、表向きは身障者支援事業だが、実は政府のための汚れ仕事を請け負う特殊諜報機関だった。
そこで機械の体を与えられ、「条件付け」と呼ばれる洗脳を施されて「義体」となった少女達と、その担当官はいつも一緒にいることから"兄妹"(フラテッロ)と呼ばれ、暗躍する五共和国派のテロリストの排除等、危険な仕事をこなしていた。
2007年12月現在も連載中。
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| <紹介> |
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美少女とガンアクション。いかにもオタク好みのジャンルだが、人を殺す描写が多く賛否両論のある作品だ。元々が身障者をサイボーグ化して洗脳し、殺人の道具にしているのだから人権にうるさい人が嫌悪の対象にするのはわかる。
義体となった少女達には監視者である担当官がつき、「条件付け」に培われた忠誠心からきつい任務もこなし、必要とあれば体を投げ出して盾にもなる。義体が頑丈とはいえ、修理のたびに投与される薬は感覚や記憶を失わせていき、寿命さえも縮めてしまう。たしかに酷い話だ。
だが実施しているのがイタリアの政府組織ではなく、悪の秘密結社だったら? 彼女達が条件付け前に逃げ出せたら? 敵が人間ではなく怪人だったら? サイボーグ009や仮面ライダーといったヒーローものになる。
この事を作者が意図していたのかはわからないが、彼らにありえたかもしれない未来が形を変えて描かれているように感じられた。
本当は単にイタリアで銃を持った女の子が戦う漫画を描きたかっただけかもしれないので、間違っても公社にショッカーを当てはめて読んだりしないように。すべてぶち壊しになるから。
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| キルウィザード |
1巻(続) |
水薙竜唳 |
講談社 |
僕の呪文にかけて 。 |
| <あらすじ> |
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魔法協会に属する対魔法使いの一人ファーデンクォートと愉快な仲間達のお話です。(OHPより引用)
2006年10月現在短期集中連載終了。
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| <紹介> |
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一見して女性と見間違えられるファーデンクォートの魔法戦が見所だ。対魔法使い戦では強力な呪文が使えればいいというだけではなく、いかに相手の呪文を解析して即時に打ち消す呪文を唱えるか、相手は解析させないようにダミーの呪文をまぜるかといった頭脳戦であり、今までの魔法戦ではあまり見たことがない。
しかしギャンブル漫画のように思考過程をメインにしている訳ではないので、戦闘のテンポは悪くない。詠唱者別に呪文のフキダシにトーンが張られているので混戦時にもわかりやすい。この表現方法は手間をかけていて親切だが、写植張る人が泣きそう。しかし独自の試みとして面白い。
彼の相棒である教会騎士のロードナイトも、従来の騎士の戦い方とは異なる戦い方をするのだが、いいコンビネーションを見せてくれる。
欲を言えば短期連載では難しいのはわかるが、見せ場の呪文は見開き1コマで見てみたかった。小さくまとまった感じがしてしまうのがもったいない。ファーデンクォートの身の周りお世話役のメリアグランス弓美の出番が少ないのも不満。
裏設定が多いようなので、それをいかに上手く読者に伝えるかが今後の鍵になるだろう。連載化が楽しみな作品だ。
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| 金魚屋古書店 |
5巻(続) |
芳崎せいむ |
小学館 |
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| 金魚屋古書店出納帳 |
上下巻(全) |
芳崎せいむ |
小学館 |
| 旧い昔のマンガ本を探しているんですって? |
| <あらすじ> |
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"金魚屋"は幅広い客層に対応できる、誰も底を見た事がないとまで噂される空恐ろしいほどの在庫数をもつ漫画古書店。「伝説の漫画の店長」が入院した後に、代わって店を切り盛りしている孫娘と彼女を支える史上最強の目利き店員、そしてそこを通して漫画に触れる人々を描いた物語。
続編として金魚屋古書店がある。
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| <紹介> |
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このHPを見る人は誰しも一冊ぐらいは思い出の漫画があるんじゃないだろうか。もしかしたらそれはいまは手放してしまった本かも知れない。そんな本と再び回り逢える漫画読みのパラダイス、そこが金魚屋。
一生かかっても読みきれない夢のような品揃え、キャンプ道具と地図が必要なここの地下倉庫で遭難するなら本望だ。
漫画馬鹿ならきっとそんな本屋の話と聞いただけで読んでみたくなるだろう。読みたくならない人は店長とは「共通言語」が無いので別なページに行く事を薦める。
基本的にここのレビューでは作品をけなすことはしない。だが、この作品については別だ。とても悪い部分がある。それは作中で紹介された漫画を読みたくなっても、絶版になっていて読めないものがあるって事だ。漫画読みにこんな思いをさせるなんて許せん。
この悔しさを味わう人が一人でも多くなり、それらの復刻がかかる事を願ってレビューに代えさせて貰う。
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| 首代引受人 |
1巻(全) |
平田弘史 |
リイド社 |
| ま! まってくれ! ぜ! 銭でたのむ!! |
| <あらすじ> |
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戦国時代の合戦で、首を取られる代わりに金を支払うと約束して発行された「首代」手形。
後日払う払わぬの揉め事の種となり、これを取り立てるために特定の首代引受人が登場することになった。
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| <紹介> |
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この作品を知ったのは続編である新・首代引受人の方が先だった。だがやはり本編を先に紹介しておくべきだろう。
このシリーズを読むまで、時代劇の合戦では敵の首を取って、主君から褒賞を得るものとばかり思っていた。だが作中で語られているように、金で命を買い戻して次の合戦に備えて戦力を温存する、というやり方も一理ある。問題はその後で首代をどうするかという事で、下手に惜しむと名誉も絡んだお家の一大事にも発展してしまうのだが。
史実に存在したかはさておいて、首代引受人はそんなややこしい状況下で一人で交渉し、必要があれば力ずくに及んででも取立てなければならない。ただの取立人ではなく、強さと冷静さと豪胆さと知恵と礼節が必要な交渉人だ。
これは自分にとっては全く新しいタイプの時代劇の主人公だった。実写で見てみたいが取立人が主役というのは難しいかもしれない。
物語では人間はいつの時代でもお金に振り回されるらしく、様々な悲劇が描かれている。死が常に隣にあるのがひしひしと感じられ、いかに名誉が高くつくかを見せつけられる。
絵柄はあるときは力強く躍動感にあふれ、またあるときはやるせなさを静かに描く。力強くフキダシに書かれた台詞は、写植に慣れた身には新鮮に感じる。骨太の漫画(劇画)なのでお子様は保護者同伴の上、鑑賞する事。
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| クレイモア |
13巻(続) |
八木教広 |
集英社 |
| 教える必要はない どうせ すぐ忘れられる名だ… |
| <あらすじ> |
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古より人が妖魔に喰われる存在であった世界。妖魔の血肉を取り込み、半人半妖の身になることで戦えるようになった女達がいた。
銀眼の魔女と恐れながらも頼らざるを得ない人々は、華奢な体に不釣合いな大剣からいつしか彼女達をクレイモアと呼ぶようになった。
クレイモアである主人公がラキの村を訪れたところから物語は始まる。
2007年12月現在、連載移転中。
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| <紹介> |
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渋いファンタジーだ。RPGのようにパーティを組んで愉快に冒険する話ではない。妖魔を殺すためだけに町に雇われ、用が済み次第去っていく。その姿はまるで時代劇の用心棒や西部劇の賞金稼ぎのようだ。
しかし助けた人間達からは忌み嫌われ、それでも力を使い続ければ、いつか妖魔化してしまう。その時は仲間の手で討たれなければならない。そんな戦いを続ける姿は見ていてあまりに孤独だ。
クレイモアを忌み嫌ったり理解して歩み寄ったりする人間側の醜い面もきちんと描かれていて、ただのダークヒロインの戦記に留まらない。
一歩間違えればデビルマンの劣化コピーとなりそうだが、人の側に立ち続けようとするヒロインが「人間に絶望しないですむ未来」をもたらしてくれる事を期待したい。
絵柄としては好き嫌いがあるかもしれない。正直言って最初は俺も敬遠した。しかし漫画の面白さは読んでみなければわからないものだ。
派手な魔法はなく剣技のみで相手を屠る戦いは、血飛沫と肉片飛び散る凄惨な描写なので苦手な人にはお薦めできないが、とりあえず黙ってクレアのオリジンの描かれている3巻まで読んで欲しい。話はそれからだ。
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巻() |
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コ ー ド ネ ー ム ベイビーフェイス
暗号名はBF |
4巻(全) |
田中保佐奈 |
小学館 |
| ご心配なく…世界の危機とあなたの危機には、必ず駆けつけます! |
| <あらすじ> |
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中学生、七海 団はクリプト王国により設立された組織、ギャンビットに所属する秘密諜報部員である。
彼は特殊な薬品により大人に変身し、特殊能力の「誘う目(ザ・ルック)」を駆使して世界平和のために奔走するのだった。
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| <紹介> |
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綺麗なお姉さんと危険な任務、男だったら一度は憧れる007の世界……のはずが、主人公が体は大人で中身は中学生といった変身ヒーローもの。同時期に推理と特殊装備で事件を解決する、体は小学生で中身は高校生の「名探偵コナン」が連載されていたため、読者には対比されてしまったであろう作品。後発だったのも分が悪い。
しかし表情が豊かなキャラクターの造詣は魅力的だ。いくつかの伏線を残しながらも話は全4巻と短めだがきれいにまとめられている。もったいないのでサンデーGXあたりに帰ってきてくれないものだろうか。
何かのきっかけで伸びる作家だと思うので、いまのうちに押さえておいて損は無いと思う。
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| コンシェルジュ |
10巻(続) |
藤栄道彦 (原作:いしぜきひでゆき) |
新潮社 |
| お客様のご要望とあらば!! |
| <あらすじ> |
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就職氷河期のさなか、どうにかクインシーホテルに就職した川口涼子。入社早々に彼女が配属されたのは「コンシェルジュ」だった。
聞きなれない職名に戸惑う涼子だったが、チーフコンシェルジュの最上拝をはじめ、頼もしい同僚とともに客の無理な注文に応えていく。
2007年12月現在も連載中。
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| <紹介> |
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客のリクエストに応え、不便を解決する職業、それがコンシェルジュ。この作品を読むまでその存在を知らなかった。
人と人とのつながりや優しさ、プロのサービスといったものがうまく描かれていて読後感が心地良い。今では毎回楽しみにしている。
でも2巻に9.11がらみのエピソードがあるのにはまいった。その回は必ず一人で読むように。
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